拝啓、山田涼介様。
突然ですが、みなさんはファンレターをどんなテンションで書いていらっしゃるのでしょうか。
初めてファンレターを書いたとき、私はまだ小学生でした。
「ファンレターって、、、友達に授業中回す手紙のテンションで書いたら、、、いけないよね、、、、」
だって山田さん年上だし。高校生のお兄さんだし。
というわけで、純粋だった私は国語の教科書のコラムに書いてあった通りの手紙を書きました。
拝啓、山田涼介様。
若葉の緑が目にしみる季節、山田様におかれましてはますますご活躍のことと拝察しております...
いや、固えよ
少なくともJSがHey!Say!JUMPに書くファンレターではない。こんな手紙を高校生の山田さんが小学生のファンから受け取ったのかと思うと笑いが止まりません。
今考えれば敬語で書いてさえ置けば失礼にはならなかったなと思うのですが、そんな余裕が当時の私にはなかったのです。
とはいえ、これがおかしいと気付くのは数年後。そのころには、山田さんに向かって、拝啓で始まる手紙以外書けなくなっていました。毎年山田さんの誕生日にはファンレターを書いていますが、いっつも拝啓で始まってます。
今ではいかにオリジナルの時候の挨拶でセンスを光らせるかに命を懸けてます。「魚◎」をドヤ顔で書くアイドルに時候の挨拶が通じるかは非常に疑問ではありますが…
ファンレターって、ぶっちゃけそんなに読まれてないと思うんですよ。いや実際は読んでるのかもしれないし「絶対読んでないww」とか自担をディスる気もないんですけど。
それでも、なんというかな、ファンレターを書くのって私にとっては多分、自担への思いを再確認するための儀式なんだと思います。
普段使わないような丁寧な言葉遣いで(山田さん言葉遣いが綺麗な子が好きって言ってたし!)、普段の倍くらい綺麗な字で、何を書けばいいかな、私は山田さんの何が好きなんだろう、封筒はどんなのがいいかな、今年は文香を入れてみよう…って考えるのって、超めんどくさいけど超楽しい。
私、リアルの生活だと割と淡白な人間なので、そんなに丁寧に手紙を書くのって、山田さんぐらいしかいないです。
根がイケメン好きなので、しょっちゅう他のイケメンに目移りしてるんですが、やっぱり私にとって手紙を出す唯一の想い人が山田さんなんですよねえ。あ、本気愛とかではなく。
22歳の山田さんが大好きでした。23歳の山田さんもきっと大好きです。
一年に一回、確認したその想いを、切手を貼って、投函します。
山田涼介くん、お誕生日おめでとう!